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明治キワモノ歌舞伎 五代目尾上菊五郎の時代

講談社学術文庫 2868
矢内賢二/〔著〕
著作者
矢内賢二/〔著〕
メーカー名/出版社名
講談社
出版年月
2025年5月
ISBNコード
978-4-06-539735-0
(4-06-539735-9)
頁数・縦
244P 15cm
分類
文庫/学術・教養 /講談社学術文庫
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明治時代を代表する歌舞伎俳優にして、九代目市川團十郎とともに「團菊」と称された五代目菊五郎。『弁天小僧』『髪結新三』『忠臣蔵』『千本桜』『茨木』『土蜘』『戻橋』−−数々の名演を残すも、実は彼の本当の魅力は、実際の事件や流行の風俗をいち早く仕組んでつくり、明治の観客を熱狂させた、キワモノ歌舞伎にあった−−!正統派歌舞伎から離れたがゆえに、論評の少ない、明治キワモノ歌舞伎と名優・五代目菊五郎の、濃厚な評伝を圧倒的な資料と共に記述。「読んで楽しい研究書という離れ業を演じて見事と言える」と、演劇評論家の大笹吉雄が絶賛した、2009年サントリー学芸賞受賞作の文庫化。本書は『明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎』(2009年刊 白水社)を改題したものです。目次はじめに−− 人悦ばせの菊五郎第一章 散切り頭と神経病 どれが女か男やら『富士額男女繁山(ふじびたいつくばのしげやま)』 (明治10年)幽霊より人が怖い『木間星箱根鹿笛(このまのほしはこねのしかぶえ)』 (明治13年)第二章 明治の闇には悪女がいる高橋お伝は妖怪か『綴合於伝仮名書(とじあわせおでんのかなぶみ)』(明治12年)居場所のない女『月梅薫朧夜(つきとうめかおるおぼろよ))(明治21年)第三章 見世物は世界をひらく サーカスがやってきた! 『鳴響茶利音曲馬(なりひびくちゃりねのきょくば)』 (明治19年)見上げる人たち『風船乗評判高閣(ふうせんのりうわさのたかどの)』(明治24年)第四章 軍服を着た菊五郎 風呂屋の亭主と上野の宮様『皐月晴上野朝風(さつきばれうえののあさかぜ)』 (明治23年)日清戦争で負けたのは誰だったか『海陸連勝日章旗(かいりくれんしょうあさひのみはた)』(明治27年)結び−−たんすのひきだし参考文献あとがき学術文庫版あとがき

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